南大阪平和人権会議
6月7日~9日に南大阪平和人権連帯会議の2019沖縄訪問団に参加しました。ゼネラル支部のOさんと私は、昨年の夏に『ジュゴンの泳ぐ海』の映画を見て、今の沖縄を自分の目で見に行きたいと考えていました。個人旅行では全て回れないのではと躊躇していたところ、この訪問団を知り即刻二人で応募しました。
■沖縄戦の悲惨さを見て聞いて感じる■
この3日間は、沖縄について考えるために必要な場所を朝から晩までまわりました。観光旅行とは全く違う行程です。辺野古、嘉手納基地、九州への学童疎開の途中に爆撃され沈没した対馬丸の記念館、ひめゆり資料館。3日目には集団自決のあった狭く暗いガマに入り、地元の方から当時の様子を伺いました。
行程には沖縄の歴史を研究しておられる平和ガイドさんが同行され、バスの中でも学習が続きます。その中で繰り返し言われることは、「沖縄戦は終わっていない」という言葉です。
■今も続く沖縄差別強い憤りを感じる■
地上戦で戦死した住民や兵隊の遺骨が残るその上では、昼夜問わず米軍機が爆音を鳴らして飛行訓練を行い、墜落事故をおこしています。絶えない米兵による事件。沈んだ対馬丸も海中に残ったままなのに、名護市辺野古新基地の工事は今日も進んでいます。
沖縄の歴史と今を知り、「どこまで沖縄に苦しみを押し付けるのか!」と怒りの気持ちが止まりません。
終戦当時を知る人が高齢になられている今、私たちも学習をしたことを一人でも多くの人に伝えることが必要だと強く感じながら大阪に戻ってきました。
持ち帰った写真や資料、今回沖縄で見聞したことを一人でも多くの組合員に伝えていきたいです。
<ゼネラル支部 執行委員 I >
【 くさり7月号より 】